Blog
2020/02/13 18:28
子犬を飼い始めかた、すでにご愛犬との生活を満喫しているかた
様々いらっしゃるかと思います。
愛犬との生活のなかで、重要なことは?
食事も大切。運動も大切。
そんな中、今回は“犬を迎える”という段階で考えるべきことについて。
子犬を迎えた方
「初めて子犬を迎えた」
一番に優先したいことはずばり、社会化です。
これより重要なものはないと言っていいほど。
食事などは後からでも、なんとかなることもあります。
社会化については時期などが限定されていることもあって、急ぐ必要があります。
もし、周りに子犬を迎える予定のある方などいたら是非教えてあげてください!
社会化となにか?
「社会化」とはなんでしょうか。
我々人間が、当たり前のように他人とコミュケーションを取り、世の中に存在する物や車や人、動物などに対して
初めて目にするものでも急にパニックを起こしたりはしません。当然ですが。
これは子供の頃から社会に出て、たくさんの経験をするからです。
ざっくりいえばこれが社会化で、犬にも必ずこの過程が必要ということです。
“100人の人に会わせ、100頭の犬と会わせなさい” そう言われるほどです。
いつやるのか?
子犬を連れて帰ったらイマスグにです!
“社会化の扉”というものはいつまでも開いていません。
実は子犬は生後3週間を迎えると、もうすでに社会に適応するための準備はできています。
これは生後3週から始まり、長く見ても生後3ヶ月ぐらいまでには社会化は済ませておきたいところです。
社会化の方法とは?
様々な物や人、犬、環境に触れさせてあげることが重要な鍵となります。
この時にむやみやたらにはダメです。
怖がっていたら無理をさせない、ということ。
なにをするかは犬に決めさせ、行動させるのです。
受動的な行動や練習ばかりではなく、能動的な行動を尊重し
“自ら行動し経験する”ということが大切。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
1,パピーパーティなどに参加する
一定の年齢で、様々な犬種やタイプの犬が集まる絶好のチャンス。
しかしなんでもかんでも遊ばせれば良いわけではなく
ちゃんと犬のことを知っていて、観察してくれる専門家が在中するようなところが望ましいですね。
2,来客などにも協力してもらう
来客がある場合は、あらかじめ説明しておき、玄関について犬が駆け寄ってきたらすぐにおやつを与えるのもいいでしょう。
“来客はすべて友達だ”そう脳が認識するようになればこっちのものです。
そもそも、来客時やインターホンの多少の吠えであれば、さほど問題とも言いませんが。
迎える時はショップ?ブリーダー?保護?
“〜で犬を迎えた方がいい” 一概に断定できないところではあります。
しかし前提として、親犬や兄弟犬とは生後8週ぐらいまでは必ず一緒にいること。(これは犬との遊びや接し方、すなわちボディーランゲージを学ぶ必要があるためです。)
人との触れ合いは、生後3週以降で早ければ早いほど望ましい(ありとあらゆるタイプの人と接するとGOOD。)
お察しの良い方はもうお気づきかもしれません。
つまり、どこで犬を迎えるのか で、迎えた時点で犬たちが持っている社会性に差があるといえるのです。
これから一緒に暮らしていこうという私たちにとっても、今後様々な刺激にさらされる犬にとっても
社会性が備わっているか、そうでないかでは大きな差が出てきます。
そう考えると、どこから迎えるのかについて慎重になる必要があるように思います。
先住犬がいる場合は慎重に
先住犬が年配である場合は、二頭目を迎える時には慎重に考えてあげましょう。
特に一番注意が必要なパターンは、
先住犬が年配、新たに迎える犬が子犬や若い犬で先住犬より大きい場合。
年齢によるテンションの違いや、若くて大きい犬が優位になってしまった場合は
先住犬のストレスはとても深刻なものになることもあります。
数頭いれば賑やかでその分可愛さも倍増ですが、一時的な感情で迎えることは避け、計画的に考えることが重要といえるでしょう。
さいごに
“性格”を形成するのは経験と遺伝です。
わたしたち一般の飼い主ができることは遺伝子を操作することではなく
“経験させてあげること”ですよね。
人に吠える、犬に吠える、自転車が通ると吠える、病院が怖い、などなど
早い時期にすべて楽しいことと結びつけるよう経験をさせてあげることで、反応が大きく変わってくるものです。
犬たちの今後のためにも、ぜひ社会化を。
DOGGY BRO IPPEI