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2020/04/22 19:08
皆さまこんにちは。いかがお過ごしでしょうか。
犬のイベント関連も自粛を余儀なくされ、関係者ならびに一般の方も寂しい心持ちかと思います。
わたしたちも自粛営業をさせていただきながら、なんとか皆様とも最小限のコミュニケーションを取らせていただいております。
こんな時には、SNSなどの利用機会も増えることでしょう。
当店としましても、インスタグラムライブ配信、YOUTUBE配信なども行なっていきますので
皆様のお時間が少しでも明るくなれば幸いでございます。
さて今回は、犬のコミュニケーションに重要な感覚器官について。
犬たちが行うコミュニケーション
犬たちが使うコミュニケーションには
視覚コミュニケーション、触覚コミュケーション、嗅覚コミュニケーションなどがあります。
主に犬が直接相手と対面した際に使用されるボディーランゲージでの会話では上記三点が混ぜ合わさっていることでしょう。
以前のBLOGでご紹介したボディーランゲージの記事も是非合わせて読んでみてください。
視覚を使ったコミュニケーション
視覚を使ったコミュニケーションとはなんでしょう。
これらは、散歩で初めての犬に出くわした時や騒がしい音を立てながら近づいてくる車(パトカーや救急車など)
そういった時には目からの情報もとても重要になります。
対象物(犬であれば)大きさや、色、動作、姿勢などは双方にとって、とても重要な情報となり
つまりこれが視覚コミュケーションとなるわけです。
ちなみに...【視覚】のメカニズムを絵で見てみると..
池谷裕二 講談社「進化しすぎた脳」より写真引用
人間と同じように、網膜で映し出した情報は視神経を通って脳の第一次視覚野に送られ、それが
「なに」なのか「どんな」ものなのかを識別するべく側頭葉、頭頂葉に情報が送られ初めて「見えた」となるわけです。
と小難しい話になりましたが経路としてはそのような感じ。
触覚コミュニケーション
字のごとく、触れ合うことでお互いの状態を確認しあったりするコミュケーションのこと。
例えば、噛むこと、舐めることも感触を伴う「会話」ですよね。
どういった場面でみられるでしょうか。
これらは母犬と子犬、または子犬同士のコミュニケーションでも見受けられます。
これらを使用することで母犬は「しつけ」ともいえる噛む行動を見せ、子犬同士ではどの程度の力で噛むと相手が怯んでしまうのかも学びます。
これらが、子犬を母犬や兄弟犬から早い時期から離してはならないという理由ですね。
嗅覚コミュケーション
さてこれがもっとも犬には重要ではないかとされている項目で
私自身もとっても大切にしたい、そして伝えていかねば。と考えているものです。
例えばフェロモンという言葉を聞いたことはないでしょうか?
まだこのフェロモンも科学的に詳しくはわかっていない領域ですが、フェロモンは分泌腺から作られ特殊な臭いを発することがわかっています。
こういった臭いの分子は異性を引き寄せ、それらのおかけで求愛し、種の生き残りに大きく左右します。
そしてこのフェロモン、どこから発せられるのでしょうか?
主には、膣や肛門腺などから発せられるといわれています。
みなさんも見たことがありませんか?お尻や生殖器付近を嗅ぐのはこのためです。
そしてここで重要なのは、それらは尿にも含まれるということ。
なにが言いたいかお分かりになった方もいるかもしれません。
つまり犬がマーキングを使って「どんな犬?」「オスか?メスか?」「健康状態は?」など尿一つで様々な情報を得ているということなのです!
情報を得る意味は?
私たち人間も、情報を得たり、知りたかった知識を獲得すると脳内快楽物質ドーパミンというホルモンが分泌されます。
私生活を考えてみるとわかります。
スマホを開いてニュースを見るのはなぜ?SNSを使うのはなぜ?
そうですね、すべて情報を得ることができ、「知る」ということは安心や小さな快感を得ます。
それは犬も同じで、情報源が臭いや視覚的なもののみに限定される犬の方がもっとそれが必要だということです。
早い話、外へレッツゴーだ!
犬の大切な上記の点を満たすには、やはり「散歩」なんです
耳にタコができるほどこれからも散歩の重要性は語っていきたいと思っています。
朝は忙しい...眠い...もちろんです。
朝の早起きが大好き!!まったく辛くない!って人の方がおそらく珍しいかと思います。
人が朝起きたら顔を洗ったり、歯磨きをしたり
それと同じぐらい当たり前のルーティンに組み込んで欲しいんです。
ただ歯磨きのように短時間ではなく、少し時間を確保せねばなりません。
でも、ゆっくりと時間に余裕を持って朝日を浴びながら犬と時間を共有するのもとてもいいものですよ。
...うちは何個か散歩ルートを作っていますが、ひとつは大きなキャベツ畑を通って富士山まで見れてありがたい。
今はご自宅での時間も増えているかと思いますので
お時間のある時に読んでいただければ幸いです。
DOGGY BRO..IPPEI