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2020/06/26 17:13

みなさまこんにちは。

気がつけばもう6月。気温も上がってきて先日は30℃まで上がりました。

さて私、西本一平はドッグトレーナーとしても活動させていただいておりますが

そんな私が活動をするにあたって伝えていきたいことをご紹介してみようと思います。

「子供と犬」というテーマ

このテーマに関しては身近にありながらも、意外と日本ではあまり取り上げられていないようにも感じます。

しかしとても重要なのではないかと考えます。

“犬という生き物はどういう動物か?”

“犬に対しての振る舞いは?”

これらを少しマスターしておくことで防げる事故もたくさんあるはずです。

ちなみにアメリカでもっとも多い咬傷事故ではダントツで子供が被害に遭っています

まずおさらいのようなものですが、犬はそもそもどのような生き物かということです。

元は狼であるとよくいわれますが、もうすでに15,000年も前に枝分かれをして「犬」という生物が誕生しました。

そして今日に到るまでに「イヌ」は「ヒト」と共存してきたことで現在のようにコミュニケーションがとれます。

しかし、もし社会化というプロセスを踏んでいなければどうなるか。

狼のように、または野犬のように人を警戒し、防衛から攻撃することもあり得るのが本来の姿です。

まずはこうした事を子供を持つ親御さん、そして子供自身が知ることが咬傷事故を防ぐ第一歩ではないでしょうか。

咬傷犬は危険犬種だから?

はたして噛んだ犬だけが悪いのでしょうか。特定の危険犬種だからでしょうか。はたまた飼い主の躾が甘いからでしょうか。

どれも、よく一般に言われることですが実は、あまりどれも当てはまりません

実際に海外でも噛んでいる件数の多い犬種は、ミニチュアダックスやチワワ、プードル犬種もかなり上位に来ています。

ただ大型犬の方が事故になったときに大きな怪我になること、そしてニュースなどの報道の仕方に違いが出る、というところです。

噛むという行動は基本的には学習によって不快を遠ざけるために学んだもの、が多いのです。

そして、犬は噛む前に必ず“やめろ”となにかしらのメッセージ、つまり警告しているはずですが、それを私たち人間が読み取れず、踏み込むと「いきなり噛んだ」になるわけです。

犬にとって不快な状況、それを私たち人間が作ってしまっている場合さえあるということです。

それを避けるためには、私たちが犬を“適切に学んでいく”ということが必要になってくるでしょう。

噛む行動への捉え方

「噛む」などのある行動をどう捉えるのか?

そのようなお話も少しご紹介します。

心理学の一分野、行動分析学的な捉え方で言えば

人間の行動も、犬の行動も、生物というのはその環境で受けた刺激反応(行動)結果で成り立っていると考えることもできます。

簡単に申し上げると、「こういう犬だから」「こういう性格だから」「嫉妬している」「気に入らないから」などという抽象的な概念を持ち出さないようにできるだけ簡潔にとらえます。

心的なものは、証明のできない目に見えないもので心の中はその犬にしかわかりません。

行動分析学ではシンプルにとらえます。

人間が犬に触った(状況・刺激)→噛んだ(行動)→触るのをやめた(結果)

以上の場合、それ以来その噛む行動が繰り返されているとするなら不快な状況を脱したという結果を得たのだと考えることができます。

ということは触られることを回避したいんだな、と初めてここにきて仮説が立つという具合です。

ここで重要なポイントは噛んだからと言っていきなり“自分の方が上だと思っている”や“こちらがリーダーになれていない”などの表現は一切使用しないのがこういった行動分析学的メソッドの特徴です。

重度の咬傷問題でお悩みでしたら、そういったメソッドをもっている専門家に相談するといいでしょう。

犬と暮らす家族がみんなで知っておくべきこと

と、ここまで少しお話が小難しくなってしまいましたが

犬のご家族であるみなさんでお子様、そしてみなさん自身が事故にならないように気をつけるべき簡単なことがいくつかあります。

心得その一!犬を安易に興奮させすぎないこと

「そんなこと?」とお思いになった方もいるかもしれませんが、“興奮させない”のニュアンスが専門的な人間と一般の方では違っていることが意外と多くあります。

特に子供は「声が高く大きな声を出す」「動き回る」「犬と目線が近い」など、

心得その二!犬に多くを求めすぎない、完璧を求めないこと

「すわれ」「ふせ」に始まり、「こうしなさい」「それはやめないさい」など

よくよく考えてみると犬へ要求の大判振る舞いになってしまっていることがあります。

わかりやすいのがこれ。あからさまに噛んだりしなくとも「やだな。」はわかるものです。

耳を引いて、目に白い部分が見えていますね。

こんな顔を犬にさせるたび、信頼度が下がっていくことになります。

犬にも「嫌だな」「嬉しいな」そういった感情がありますね。

それをいかにして汲み取ってやるかで信頼度は劇的にアップです!

心得その三!犬にボディランゲージで挨拶せよ

 

犬と人では、挨拶の仕方、つまり言葉が違うということを常に頭に入れておくと便利です。

初めて会った犬には、たとえそれがどんな犬であれ犬がわかる言葉、で礼儀正しく振舞ってあげるのです。

 

すごく簡単に説明しますと、

いきなり話しかけない、触らない、覆いかぶさる体制を避ける、などが注意点として挙げられます。

カメラ方向に犬がいるとするなら、犬がこちらに気づいた瞬間に体の側面を向け写真のように顔もあえて背けます。

「どうぞ嗅いでください」をする場合このような体制が望ましい。

※手を差し出して嗅いでもらうというのは、人間のペースです。あくまでも犬にどうさせるか決定権を与えます。近寄ってこなければさっとその場を立ち去ってあげる、それがジェントルマンな振る舞いです。

やりがちな体制がこちら↓(変な顔でごめんなさい笑)

ちゃんとした振る舞いができれば観察力の高い犬はあっという間に信頼して「この人は安全だ、ちゃんとわかってくれている」と感じるはずです。

匂いを嗅ぎに来たら、それをじっと静かに受け入れてあげましょう。

「いい犬」とはなにか、それは「満たされた犬」

人のいうことを完璧にきけるのがいい犬でしょうか。はたまた見た目が可愛い、かっこいい、血統が良い、様々な表現があります。

たしかに、そうであることもいいことかもしれません。

しかしそれだけで犬の価値を見出してしまうよりは、もう少し深みのある捉え方をしたいものです。

犬が犬らしく動物として本来持っている知能を発揮し、イエ犬として可能な限り自由を得た犬”

それこそが私たちが犬に与えるべきものであり、“いい犬”なのではないかと考えます。

満たされた犬の行動は自然と「穏やか」なものです。

普段の何気ない犬への振る舞い、気をつけておくべき点を家族みんなで共有しておく必要があります。

犬というものをどのように捉え、知り、暮らしていくか。

そしてどうすれば人または子供と犬の事故を防げるか。

それはやはり犬育て、子育て、が密接に関わっているように思います。

それらを伝えていくべき僕たちのような専門家のレベルが、今一度問われるときがきている。

 

DOGGY BRO.  IPPEI NISHIMOTO JDBA-DT

 


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